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クルマのトラブル「もしも」マニュアル
2020年8月26日更新
【今回のやっちゃったストーリー】
ある金曜日の夕刻、Oさん(40歳・主婦)はクルマで10㎞ほど先にあるショッピングモールに向かった。その日は、全館セールの最終日だった。セール最終日の終わりがけは、なんでもかなり値引きされると踏んで、あえて遅い時刻のスタートを選んだのだった。
走り慣れた道を、あれも買おう、これも買おうと、気分を高揚させながら運転していた。だが、半分くらいの距離をきたところで、突然、軽い衝撃がしてバンッという音が響いた。Oさん、ビックリして、すぐにクルマを路肩に寄せて停めた。外にでて恐る恐る調べてみたところ、左後方のタイヤがバーストしているのに気づいた。20年近く運転してきたなかで、パンクははじめての体験だった。
タイヤを変えなければならないことはわかった。でも、Oさん、教習所で習ったはずのスペアタイヤ交換の方法をすっかり忘れていた。途方に暮れ、会社で仕事中の夫にSOSの電話をかけた。すると「なにやってんだよ。すぐにロードサービスを呼びなさいよ。ダッシュボードのなかに保険会社のロードサービスの連絡先があるはずだから、探してみて」と半ばキレ気味にアドバイスされた。
Oさんは、いわれたとおり、保険会社のロードサービスの連絡先を見つけて電話した。30分ほど待ったらレスキューのクルマが到着した。隊員の人は、バーストしたタイヤの状態をチェックしたあと、すぐにトランクからスペアタイヤを取りだして、てきぱきとタイヤ交換をはじめた。「セール終了時間に間に合うかしら……」。Oさんは、そんなことを考えながら、作業の様子を眺めていた。
結局、交換のほかに書類の処理などがあって、レスキュー作業は30分ほどかかった。電話をしてから1時間以上が経っていた。そして、隊員は、最後にこう一言いって、立ち去った。
「スペアタイヤはあくまで応急措置のタイヤです。長い距離は走れません。なるべく早く新しいタイヤに交換してください」
Oさんは「はい、わかりました」と答えたものの、いったいどこでタイヤを交換すればいいのか、よくわかっていなかった。ということで、また夫に電話してみた。すると、「いつもオレがいっているロータス店があるだろう。あそこで新しいタイヤに入れ替えるんだよ。えっ? 買い物を先に済ませてからでいいかって? なにいってんだ、ロータス店閉まっちゃったら明日運転できなくなるだろ。タイヤが先だよ。……あ、そうだ、オレは明日の土曜は早朝からゴルフだったんだ。なあ、頼むから早くいって!」と、キレ気味かつ慌てながらまくしたてた。
泣く泣く買い物を諦めてOさんは、夫が通っているロータス店を訪れ、これまでのことを逐一説明したうえで、新しいタイヤの購入を申しでた。それを聞いた店長は頷きつつ、残念そうな顔をして、こういった。
「奥さん、それだったら、ウチのロードサービス『ロータス365サービス』を利用していただければよかったのに。たぶん、時間が短縮できて、買い物もいけたと思いますよ」
え、どういうこと?
タイヤのパンクは
救援依頼の第2位
タイヤのパンク、けっこうありがちなアクシデントです。JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が発表している「2014年度のJAFロードサービス救援依頼内容(四輪)」によれば、タイヤのパンク(バースト、エア圧不足含む)は332,974件でが第2位にランクされています。ちなみに、第1位はバッテリー過放電などで770,476件、第3位はキー閉じ込みで228,091件とのことです。
ところが、Oさんのようにかなり多くの人がスペアタイヤ交換の方法を知りません。高速道路でパンクしたのであれば、路肩でタイヤ交換するよりも、一刻も早く人もクルマも避難する必要があるので、即座に救援を呼ぶべきです。でも、一般道路上でパンクし、安全な場所に移動できたとしたら、自分でタイヤ交換できたほうが、なにかと便利です(たとえば救援が遅れそうな山奥でのパンク時など)。
JAFが公開している動画『これで安心!JAFが教えるタイヤ交換の方法』では、タイヤ交換の方法をレクチャーしているので、これなどを参考にして、ぜひノウハウを修得しておきたいものです。
救援力と整備力を併せもつ
ロータスクラブの『ロータス365サービス』
とはいえ、クルマを停めたところが少しでも危険な状況があり、同時に自分で交換することに不安があれば、やはりロードサービスを呼ぶべきです。そのほうが断然に安全かつ安心です。そもそも、どこのロードサービスも、アクシデントの内容や大小に関係なく、かけつけて救援するのが使命であり仕事。遠慮することはありません。
ただ、そうなった際、どのロードサービスを呼ぶべきか悩むかもしれません。いま、多くのドライバーはJAF、自動車メーカー、保険会社の各ロードサービスが利用できる状態にあります。そして、ロータス会員の方なら、それに加えて『ロータス365サービス』も利用できる状態にあります。どれが最良かなんて、なかなか判断できません。
基本、どのロードサービスも、サービス内容に大きな差異はありません。どれを選んでも大丈夫だと思います。選択を誤るということはないでしょう。ただし、それは、受ける救援サービスの内容に限った話です。手間や時間のことを考えると、状況によっては差異が発生することもあります。じつは、Oさんのケースが、それにあたります。
ご主人は、保険会社のロードサービスに連絡してスペアタイヤに交換せよと奥さんのOさんに指示しました。そして、その後、タイヤ交換のためにいきつけの近所のロータス店にいくべしと指示しました。これは、ある意味、二度手間でした。セールの終了時間を気にするOさんにとって、大きな時間の損失につながりました。
もし、仮に、Oさんが近所のロータスの『ロータス365サービス』に救援を求めることにしていたら、どうなっていたでしょうか?
考えられる最良のストーリーは以下です。
①現場に駆けつけ、Oさんのクルマをロータス店までレッカー移動した(無料)
②ロータス店で新しいタイヤに交換した(有料)
そう、保険会社のロードサービスのときのように、パンク現場でのスペアタイヤ交換がありません。ワンアクションで事が済んだかもしれないのです。そして、Oさんは、セールの終了時間に間に合ったかもしれないのです。
後悔先に立たずです。
みなさん、信頼の整備力を誇るロータスの『ロータス365サービス』、どうぞ積極的にご活用ください。
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