ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」

東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)

乾麺以上にコシがあり、モチモチ感が特徴の、稲庭うどんの“幻の生麺”を食べることができる『寛文五年堂(かんぶんごねんどう)秋田店』

2018年7月25日更新

“日本三大うどん”のひとつに数えられる『稲庭うどん』。発祥の地は、現在の秋田県湯沢市稲庭地区といわれ、その歴史は江戸時代の寛文年間以来、約350年にもなります。この地域で、良質の小麦がとれ、また良い水が湧いていたこと、さらには、当時内陸地では貴重品だった塩が交易によって比較的入手しやすかったことなどから、手延べ製法によるうどんが製造されるようになったのです。
その後、稲庭うどんは保存食として盛んに食されるようになったため、乾麺として流通してきました。
でも、稲庭うどんの本場、秋田には生麺の稲庭うどんを食べることができるお店があるのです。それは、稲庭うどんの歴史が始まる寛文5年(1665年)の年号を社名に冠している老舗の製麺会社、寛文五年堂(かんぶんごねんどう)(会社所在地は秋田県湯沢市稲庭町字三嶋34)が直営している『寛文五年堂秋田店』です。

寛文五年堂 玄関 (2)
実は、生麺は、永らく稲庭うどんづくりの職人さんとその家族だけがつくって、食べてきた“幻の生麺”でした。乾麺以上にコシが強く、しっかりとした歯ごたえ、独特のモチモチ感が特徴なのだそうです。
寛文五年堂の製造工場では、うどん作り25年のベテラン職人2名が手作りで、精魂込めて製造を行っています。そのため、1日に作られる量に限りがあり、その意味でも“幻の生麺”ということになります。

寛文五年堂 tennnai2
『寛文五年堂秋田店』の人気メニューは、『生麺と乾麺の味比べ』(1,025円/税込、以下同様)です。「冷たい生麺と冷たい乾麺の味比べ」には、2種のつゆ(鰹つゆとごま味噌つゆ)がついているので、つゆとの相性を楽しむこともできます。

寛文五年堂0
また、「温かい生麺と温かい乾麺」「温かい生麺と冷たい乾麺」「冷たい生麺と温かい乾麺」という組み合わせもあり、お好みで注文することができます(すべて1,025円)。
そのほか、生麺のメニューには、カレールーの中にも干し海老が使われている『海老天カレーうどん』(1,500円)があります。

寛文五年堂 カレーうどんS
乾麺のメニューとしては、『大甘あげきつねうどん』(975円)や、『比内地鶏ざるうどん』(1,435円)などもラインナップされ、注文に迷いそう!
もちろん、特選きりたんぽ鍋(一人前2,100円)、ハタハタ寿司(410円)、がっこ盛り合わせ(515円)など郷土料理も揃っています。

寛文五年堂 きりたんぽ鍋01
お店は秋田駅から近い、中通地区の複合施設『エリアなかいち@4の3』にあります。秋田に行ったら、ぜひ立ち寄ってみたいお店です。

詳細情報

名称 寛文五年堂秋田店
住所 秋田県秋田市中通1丁目4-3 エリアなかいち@4の3 1F
電話番号 0120-1728-86
営業時間 平日 午前11時~午後3時(LO午後2時30分)午後5時~午後10時(LO午後9時30分)
土、日、祝日 午前11時~午後10時(LO午後9時30分)
定休日 年中無休(お盆、正月は要問合せ)
アクセス JR秋田駅西口より車で2分・徒歩8分、秋田空港より車で30分、秋田自動車道 秋田中央ICより車で10分
駐車可能台数(エリアなかいち) 07台 ※30分まで無料、その後は1時間につき100円 ※1,000円以上で1時間分、2,000円以上で2時間分の無料券あり
お店のホームページ http://www.kanbun5.jp/
会社のホームページ http://www.kanbun.co.jp/

関連キーワード

  • ロータスカードWeb入会
  • ロータスカードWeb入会
  • 店舗検索
  • 店舗検索
  • 楽ノリレンタカー
  • 楽ノリレンタカー

あわせて読みたい

  • なまはげ館

    ロータスな旅 > 東北

    なまはげ館

    大晦日の夜、「怠けものはいねがー、泣く子はいねがー」と大声を張り上げながら、家々を回って歩くナマハゲは、怠け心を戒め、吉をもたらす来訪神。迎える家では酒や料理な…

    2015.10.16更新

  • 名前がカワイイ!岩手県二戸(にのへ)地域に伝わる故郷デザート『へっちょこだんご』

    ロータスな旅 > 東北

    名前がカワイイ!岩手県二戸(にのへ)地域…

    岩手県二戸(にのへ)地域に伝わる、甘味の伝統料理『へっちょこだんご』。たかきび、いなきび、もちあわなどの雑穀の粉を原料にした団子を小豆汁に入れてお汁粉のようにし…

    2021.01.28更新

  • 赤瓦をまとった日本で唯一の天守閣は独特の存在感を放つ。さまざまな感慨を呼び起こす、会津の歴史を伝える『鶴ヶ城』

    ロータスな旅 > 東北

    赤瓦をまとった日本で唯一の天守閣は独特の…

    福島県会津若松市の『鶴ヶ城』は、『若松城』、『会津若松城』、『黒川城』と複数の呼び名を持つ、会津の歴史を伝える城です。1384(至徳1)年、蘆名氏第7代当主の…

    2020.10.13更新

  • 岩手県奥州市で「南部鉄器」の新しい姿を提案するお店「OIGENファクトリーショップ」

    ロータスな旅 > 東北

    岩手県奥州市で「南部鉄器」の新しい姿を提…

    岩手県の盛岡市と奥州市で製造されている伝統工芸品「南部鉄器」。中でも、鉄瓶は丈夫で長く使える、沸かしたお湯がまろやかになる、保温性が高い、見た目が美しいなどいく…

    2023.08.31更新

  • 喜多方蔵の里

    ロータスな旅 > 東北

    喜多方蔵の里

    喜多方市は、かつて「北方」と呼ばれ、江戸時代には新田開発や、定期市の保護育成政策により、在郷町として発展しました。それら在郷商人などの資産家によって、酒造などの…

    2015.10.16更新

  • 竹細工やわら細工、チャグチャグ馬コ、盛岡冷麺・南部せんべいまで、さまざまな手づくり体験ができる!『盛岡手づくり村』

    ロータスな旅 > 東北

    竹細工やわら細工、チャグチャグ馬コ、盛岡…

    南部鉄器をはじめとした伝統工芸品、そして地場の素材を活かした南部せんべいや清酒、味噌醤油、麺類、菓子などの特産品・・・岩手には、さまざまな“手づくり”の技と匠が…

    2017.11.09更新

< 前のページへ戻る