ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」
九州・沖縄(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄)
2016年10月14日更新
和でありながらどこか北欧食器のセンスを感じさせる、波佐見焼(はさみやき)がひそかなブームになっています。波佐見焼は、長崎県の北東部に位置する波佐見町で作られる陶磁器のこと。江戸時代に端を発し、約400年もの歴史を持っていますが、江戸時代は伊万里港から船積みされていたために伊万里焼として、明治以降は有田焼の産地である佐賀県有田町の有田駅から出荷されていたため有田焼として流通していました。近年、産地表示が厳格になったことで、波佐見焼の名前で流通するようになったのです。
そのような背景からブランドとしての認知は高くありませんが、作り出される器の質は高く、また各窯元が個性を競い、いまの暮らしに合ったデザインを追及しており、新しいものを生み出す活気に溢れています。今日では、手づくり料理を楽しむ人が増え、その料理を盛る器にも関心が高まっています。ドライブや旅の目的の一つに器探しを考えている人も多いでしょう。波佐見町には多くの陶器ショップや窯元のお店があり、それらを巡る楽しさは格別です。
ここでは、そんな波佐見町の中核的な施設をご紹介します。『やきもの公園』は、小高い山に古代から近代までの世界の窯12基を復元した、野外博物館的な総合公園です。やきもの公園の一角にある『陶芸の館・観光交流センター』では、400年の波佐見焼の歴史と伝統を解説し、新旧の作品を展示紹介しています。
その1階にある『くらわん館』は、家庭用食器を中心に35の窯元、あるいは商社などの焼き物がズラリと並び、波佐見焼の見本市会場のようになっています。産地ならではの割引価格も設定されており、器探しの方は必見です。また、1階では絵付け・ろくろ体験が楽しめます。2階は『くらわんか碗』や『コンプラ瓶』など波佐見焼の歴史的史料や、波佐見焼の工程、伝統工芸士などの作品まで幅広く展示しています。
名称 | やきもの公園/陶芸の館・観光交流センター |
---|---|
所在地 | 長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2255-2 |
電話番号 | [陶芸の館]0956-85-2214、[くらわん館]0956-26-7162 |
営業時間 | 午前9時~午後5時 |
休館日 | 1月1日 |
駐車場 | 10台以上 |
アクセス | [クルマ]西九州道波佐見有田ICから県道4号経由2km(5分) [電車利用]川棚駅からバスで25分 |
ホームページ | [くらわん館]http://kurawankashop.sakura.ne.jp/ |
陶芸体験について | ※一週間前までに要予約・・・[くらわん館]0956-26-7162 ◇ろくろ体験 3,800円+消費税 ◇手びねり体験 2,500円+消費税 ◇絵付け体験 850円~+消費税 |
ロータスな旅 > 九州・沖縄
美しい海や砂浜はもとより、豊かな自然が残る沖縄県。沖縄県本島・国頭村の「やんばる国立公園」では、石灰岩が雨水などに浸食されて出来た世界最北の熱帯カルスト地形や、…
2022.12.08更新
ロータスな旅 > 九州・沖縄
無数の気泡が入った肉厚なフォルムと、色とりどりのカラーリングが魅力の琉球ガラス。工業製品のガラス器とはまた違った不思議な存在感があります。沖縄での吹きガラス製…
2016.11.14更新
ロータスな旅 > 九州・沖縄
飛龍窯(ひりゅうがま)は、武雄の陶磁器発祥の地、黒牟田地区の『竹古場キルンの森公園』内にあります。昭和20年代初めまで使われていた登り窯を参考に建設され、奥行2…
2015.10.16更新
ロータスな旅 > 九州・沖縄
明治から昭和にかけて、海底炭坑として栄えた島、軍艦島(正式名称は『端島』)。昭和49年に閉山し、現在は無人島になっていますが、今年、軍艦島を構成遺産に含む「明治…
2015.10.16更新
ロータスな旅 > 九州・沖縄
熊本県山都町にある「通潤橋(つうじゅんきょう)」は、1854(嘉永7)年、谷に囲まれ常に水不足だった白糸台地へ農業用水を送るために造られた橋。全長75.6メート…
2022.08.09更新
ロータスな旅 > 九州・沖縄
「天草大王」は、明治時代から熊本県で飼育されていた地鶏で、博多水炊きの素材として好まれました。しかし、昭和初期に絶滅。これを平成になってから、熊本県農業研究セン…
2015.10.16更新