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まだ出合ったことのないチョコレートの魅力がここに!「カカオ研究所」

2024年10月10日更新

福岡県飯塚市の「カカオ研究所」は、日本でも珍しい“Bean to Bar(ビーントゥバー)”の専門店。ビーントゥバーとは、自社で、ビーン(カカオ豆)の焙煎からバー(板チョコレート)を作り上げるまでを一貫して行う製造スタイルを指します。

カカオ研究所

お店誕生のきっかけは、2013(平成25)年、菓子製造販売会社の経営経験を持つ中野社長夫妻(「カカオ研究所」創業者)が、東京のBean to Barチョコレートの店を訪ねたことでした。そのおいしさと魅力に感動と衝撃を受け、カカオ豆をもっと知りたいと思いベトナムの農園に行きました。そして、カカオの研究に力を注いでいくうち、チョコレートを作りたいという思いに至ったとのことです。

印象的な店名には、カカオの栽培からカカオ豆の発酵・乾燥や製造法、効果などを広く深く研究し、商品化した後もお客さんの声を受けて、改良し続けていくという意味が込められています。

トレーラーハウス3

上質なカカオ豆を追求するため、2016(平成28)年には、ベトナムのカカオ農家と提携して、現地に「カカオ研究所 カカオ実験農園」を開設。研究を重ねて辿り着いたベストな方法で栽培・発酵・乾燥させたカカオ豆を日本へ送り、自社工場でチョコレートに仕上げています。

「ベトナム80%ー生彩のいぶきー」

ベトナム80%ー生彩のいぶき



カカオ研究所は、開業以来、カカオ色をした木製のキャンピングトレーラーで営業を続けていましたが、2023(令和5)年10月に現在の建物へ移転。同時に、ガラス越しにチョコレートの製造工程を見学できるようになりました。いくつもの工程には手作業も多く、一つ一つ丁寧に作られているのが分かります。

リニューアル店舗

店内には、こうして作られたチョコレートがずらり。「カカオバー」(板チョコレート)のフレーバーは、塩・ミルク・山椒・ほうじ茶・ホワイトなど多彩です。

「塩ー氷室のしらべー」

塩ー氷室のしらべ



一番人気商品「フィナンシェ」

一番人気商品「フィナンシェ」



カカオ豆を焙煎した「ローストカカオ豆」や、スーパーフードとして人気の「カカオニブ」も販売。砂糖は入っておらず、ナッツのようにそのまま食べれるので、カカオ豆本来の香りと歯ごたえ、酸味、苦み、旨味を感じることができます。

ローストカカオ豆、カカオニブ

ローストカカオ豆、カカオニブ



店内で特に目を引くのは、チョコレートが流れ出ている3つの蛇口。ミルク・抹茶・ホワイトの3種類のチョコレートが、蛇口から絶え間なく出ている光景に驚く人も少なくありません。

流れるチョコレート

併設のカフェでは、このチョコレートをオリジナルドリンク(各650円)やカカオアイス(各600円)やシフォンケーキなど、カカオを使った焼き菓子のディップで味わうこともできます。また、チョコレートに合うようにブレンドされたコーヒー(400円)も味わえるので、ドライブの休憩にもおすすめです。

「コーヒー」(左)、「ホワイトカカオ」にシナモンがけ(右)

「コーヒー」(左)、「ホワイトカカオ」にシナモンがけ(右)



店舗は定休日がありますが、カカオ研究所発祥の地(福岡県飯塚市東徳前17-799)にはチョコレートの自動販売機が設置されており24時間購入OKです。

最新のカカオ研究の成果を反映させた商品の数々。一口食べれば、チョコレートの概念がきっと変わるに違いありません。

詳細情報

名称 カカオ研究所
住所 福岡県飯塚市八木山880-2
電話 0948-21-1533
営業時間 午前10時~午後6時
定休日 水曜日
駐車場 20台
アクセス 九州道福岡ICから約30分
ホームページ https://cacaoken.com/
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