「竹崎カニ」や「竹崎カキ」など有明海の海の幸を食らう！「漁師の店 竹崎海産」

佐賀県の太良町（たらちょう）の特産品「竹崎カニ」。ワタリガニの一種で、一般的に「ガザミ」と呼ばれる種類ですが、太良町沖の有明海で取れたものは、その味の良さから竹崎カニとしてブランド化されています。甲羅が菱形をしていて、横幅が約30cmにまで成長するものもあります。

特徴は、肉厚の身と濃厚な味わい。そのおいしさの理由は有明海の環境にあります。有明海の満潮と干潮の差は最大6m。干潮時には、太陽光（遠赤外線）の下、広大な干潟に多数の小魚やプランクトンなどが現れます。それらをエサにしているのが、竹崎カニです。遠赤外線の効果で旨味が蓄えられた小魚などを食べることで、カニ自体がおいしくなるというわけです。



1年を通してカニ漁を行っている太良町では、季節を問わず竹崎カニを味わうことができます。夏から秋にかけてはオス、冬から春はメスがおいしいとされています。

太良町のもう一つの特産品は、身が大きくて甘みの強い「竹崎カキ」。有明海の海水は比較的、塩分濃度が低いため、塩味よりもカキそのものの味を感じることができるようです。また、竹崎カキはもともと含水量が少ないことから、焼いてもほとんど縮まないという特徴もあります。



有明海に面した国道207号線沿いに立つ「漁師の店 竹崎海産」は、現役の漁師が営む店。現地で取れたカキなどを焼いて食べることができる、いわゆる“カキ小屋”です。店内には漁師が自ら獲った竹崎カニや、愛情をかけて育てた竹崎カキをはじめとする、新鮮な海産物がずらりと並んでいます。訪れた人は、その中から好きなものを選んで炭火焼きを楽しむことができます。













竹崎カニは時期により値段が変動しますが、竹崎カキ（１カゴ 1100円～、税込、以下同様）、ハマグリ（1皿 500円～）、サザエ（350円～）、ホタテ（250円～）など、全体的にリーズナブル。これは、漁師が直接販売している強みです。「かに飯」（580円）や「かき飯」（580円）など食事メニューも充実しています。





カキ小屋の発祥地としても知られている太良町。カキ小屋が生まれた町で、海を眺めながら、取れたて、焼きたての海鮮を味わいましょう。

詳細情報

名称	漁師の店 竹崎海産
住所	佐賀県藤津郡太良町多良4261-1
電話	0954-67-0603
営業時間	（11月～3月）午前9時30分～午後5時（ラストオーダー午後4時）／（4月～10月）午前10時～午後4時30分（ラストオーダー午後3時30分）
定休日	（11月～3月）1月1日／（4月～10月）火曜日
駐車場	40台
アクセス	長崎自動車道武雄北方ICから約40分
ホームページ	https://takezaki-kaisan.com/