ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」

北海道

帯広のご当地グルメといえば『豚丼』! 200店を超えるお店の中から、オススメしたいのは『ぶた丼のとん田』

2017年8月29日更新

北海道帯広市は十勝地方のほぼ中央に位置し、約6割を占める中央部・北東部の平地は、その約半分が農地で、全国でも有数の大規模経営の畑作・酪農地帯になっています。この帯広の名物として今や全国的に知られるようになったのが『豚丼』です。丼に盛られたご飯の上に、厚切りの豚肉を焼いて甘辛いタレで味付けしてのせた『豚丼』の発祥は帯広といわれ、十勝地方では家庭料理としても一般的で、お母さんのお手軽メニューとして日頃から食卓に並ぶほど日常の料理でもあるそうです。
帯広の開拓の祖といわれる依田勉三が豚4頭を連れて入植し、帯広での養豚が始まりました。依田は「開墾のはじめは豚と一つ鍋」と自身の句の中で詠んでいます。この句からも分かるように十勝と豚の付き合いは長く、生活に欠くことのできない存在でした。大正末期には豚肉料理が一般的になりつつありましたが、庶民が食べられる豚肉料理は少なく貴重なものでした。十勝に住む庶民にとってなじみの深い豚肉を使った『豚丼』の誕生には諸説ありますが、古くは1930年代とする説もあります。庶民が食べられる料理を求める中で、うな丼をヒントにした甘辛いタレをからめて焼いた『豚丼』が誕生したというわけです。やがて、市民に愛される郷土料理として定着し、時を経て今では、ユニークな名前と、美味しさがうけ、ご当地グルメとして全国から注目を集めています。

ぶた丼 とん田

ぶた丼 とん田



帯広市内には『豚丼』を提供するお店が200店以上もあるそうで、何十年も続く老舗から注目の新店までさまざまです。その中から今回紹介するのは『ぶた丼のとん田』。帯広駅から車で7~8分程のロケーションで、繁華街から離れた場所にあるにも関わらず、地元の人はもちろんのこと、わざわざやって来る旅行者もいっぱいで、行列をなす店として知られています。創業者が肉の扱いに精通した精肉店の店主だったこともあり、十勝地方の一般的な『豚丼』はロース肉を使用しますが、こちらの店ではロース肉のほか、バラ肉とヒレ肉もあります。嗜好に合わせて好きなお肉を選ぶ、これが『ぶた丼のとん田』の一番の特徴です。しかも、お肉は機械でのスライスではなく、すべて一枚一枚手切り。肉質を見ながら、食べやすい形にカットしています。また、どの『豚丼』にも小さな壺に入ったタレがセットで出てきます。タレの濃さも人それぞれ好みがあるので、濃い目が好きな人は自分でタレをかけて好みの濃さに調整して食べられるというわけです。このタレ・・・お肉屋さんだった時代に先代が作ったもので、今も先代がレシピを誰にも教えず30年以上作り続けているという、マル秘のタレなのだとか。

とん田2

とん田1
テレビなどでの取材も多く、『食べログ北海道ベストレストラン』や、『ミシュランガイド北海道』の掲載店にも選ばれています。

詳細情報

名称 ぶた丼のとん田
住所 北海道帯広市東10条南17丁目2番地
電話 0155-24-4358
営業時間 午前11時~午後6時(L.O.午後6時)※食材が無くなり次第閉店
定休日 日曜日
アクセス JR根室本線帯広駅より約1.5km(徒歩約17分)
駐車場 21台(無料)
『ぶた丼のとん田』メニュー ロースぶた丼 780円
ヒレぶた丼  780円
バラぶた丼  780円

ロースとバラの盛り合わせ 100円増し
肉大盛り   200円増し
ライス大盛り 120円増し
  • ロータスカードWeb入会
  • ロータスカードWeb入会
  • 店舗検索
  • 店舗検索
  • 楽ノリレンタカー
  • 楽ノリレンタカー

あわせて読みたい

  • 西洋リンゴや男爵イモの発祥の地である北海道渡島半島南部の七飯(ななえ)町にできた新しい観光拠点。『ガラナソフト』『いももち』などこの地ならではの味が楽しめる!『道の駅 なないろ・ななえ』

    ロータスな旅 > 北海道

    西洋リンゴや男爵イモの発祥の地である北海…

    『道の駅なないろ・ななえ』は、2018年(平成30年)3月、北海道渡島半島南部の七飯(ななえ)町の国道5号線沿いにオープンしました。正面には特産品のリンゴと、…

    2018.12.06更新

  • とかちむら

    ロータスな旅 > 北海道

    とかちむら

    帯広競馬場の敷地内にあるレジャー&グルメのスポットです。帯広競馬場では、世界唯一の「ばんえい競馬」を毎週末に開催。体重1トン以上の馬たちが重りを載せた鉄そりを引…

    2015.10.16更新

  • “赤レンガのまち”江別市に登場した、レンガ造りの工場をリノベーションした商業施設『EBRI(エブリ)』

    ロータスな旅 > 北海道

    “赤レンガのまち”江別市に登場した、レン…

    “赤レンガのまち”として知られる江別市に、2016年3月、古くて新しい商業施設がオープンしました。60年以上もたつ、産業遺産のレンガ造りの工場(土管・陶管・レン…

    2017.10.10更新

  • キャンプやカヌーを楽しもう!北海道のアウトドアレジャーの拠点のひとつ「かなやま湖」

    ロータスな旅 > 北海道

    キャンプやカヌーを楽しもう!北海道のアウ…

    「かなやま湖」は、北海道・南富良野町の中央部にある湖。金山ダムの建設によって出来た人工の湖ですが、周囲の原生林と相まって美しい景観をつくり上げ、まるで自然湖のよ…

    2022.05.26更新

  • オホーツク圏の遠軽町にある、世界約40か国から集めた1万点の木のおもちゃを展示するミュージアム『木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド』

    ロータスな旅 > 北海道

    オホーツク圏の遠軽町にある、世界約40か…

    北海道の北東部、オホーツク圏のほぼ中央に位置する遠軽町。面積の約90%を占める森林と、オホーツク海につながる清流『湧別川』を中心に、豊かな自然の景観が広がる町で…

    2020.01.23更新

  • 『絵本』による地域づくりと連携しつつ、地産地消のレストランや焼きたてパンコーナーなどが評判!『道の駅 絵本の里けんぶち』

    ロータスな旅 > 北海道

    『絵本』による地域づくりと連携しつつ、地…

    北海道剣淵町は旭川市から国道40号線を北に向かって約50㎞のところにあります。人口約3,300人の農業を中心とした町ですが、1989年(平成元年)に世界各国から…

    2017.07.11更新

< 前のページへ戻る