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北海道

北海道ならではの自然を実感!木道を歩いて花々や野鳥との出会いを楽しむ『サロベツ湿原』

2020年7月7日更新

手つかずの自然の風景が各所で見られる北海道。道北部の豊富町と幌延町にかけて広がる、『サロベツ原野』は、特に北海道らしい雄大さを感じることができる場所です。その広さは、東西約5~8㎞、南北約27㎞。そして、中心には、東京ドーム約1400個分もの規模を持つ『サロベツ湿原』があります。日本三大湿原の一つであり、2005(平成17)年には、『ラムサール条約』(正式名称は『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約』)に登録されました。

写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク



『サロベツ湿原』の一部で、『サロベツ原生花園』と呼ばれるエリアでは、4月下旬から9月まで100種類以上の花々が咲き誇ります。春には、ミズバショウやエゾノリュウキンカ、夏にはサロベツを代表するオレンジ色のエゾカンゾウが開花します。エゾカンゾウは、朝咲いた花が夕方には閉じてしまう1日花で、見ごろは6月下旬から7月初旬です(ただし、その年の気候条件などによって花の咲き方は変わります)。

エゾカン
写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク



ノハナショウブ
写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク



タテヤマリン
写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク



ノビタキやツメナガセキレイ、ノゴマやホオアカなど、季節に合わせて数多くの野鳥が飛来します。春と秋にはマガンやオオヒシクイ、冬には、オオワシやオジロワシの姿も。ハシブトガラやゴジュウガラなどは、一年を通して見ることができます。

ノビタキ
写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク



ノゴマ
写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク



ツメナガセキレイ
写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク



『サロベツ湿原』のお花の開花情報や野鳥情報は、『サロベツ湿原センター』のホームページに公開されていますので、訪れる前に確認しておくとよいでしょう。

サロベツ川
写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク



湿原の散策には、『サロベツ湿原センター』を起点とする木道(自然散策路)を利用します。コースは、外周(1㎞)と内周(0.8㎞)の二つ。どちらのコースでも途中に展望デッキが備えられているので、遠くまで眺めることができ、その広さを実感できます。

散策時には、動植物を採らない、木道外に出ない、飲食をしないなど、いくつかの注意点があります。一人ひとりが心掛け、貴重な湿原を守りましょう。

木道
写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク



『サロベツ湿原センター』には、湿原の成り立ちや、生息する動植物などサロベツの自然環境を紹介する資料が展示されています。散策の前に立ち寄って、少し知識を持っておくと、さらに風景を楽しめそうです。

湿原センター
写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク



何千年もかけて自然が作り上げてきた『サロベツ湿原』。自然と向き合い、自然の豊かさを実感できる、まさに北海道ならではの場所です。

冬のサロベツ
写真提供:認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク

詳細情報

管理施設 サロベツ湿原センター
住所 北海道天塩郡豊富町上サロベツ8662番地
電話 0162-82-3232
開館時間 5月および8~10月:午前9時~午後5時 ※休館日なし 6月~7月:午前8時30分~午後5時30分(ただし、2020年は6月も時間延長することなく午前9時~午後5時、7月は未定) ※休館日なし 11月~4月:午前10時~午後4時 ※休館日…月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
アクセス 豊富バイパス・幌富バイパス豊富サロベツICから約15分
駐車場 62台
ホームページ http://sarobetsu.or.jp/swc/
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