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中京(静岡、愛知、岐阜、三重)
2017年11月21日更新
いまや四日市名物にもなりつつあるB級グルメ『四日市とんてき』。発祥は第2次世界大戦後で、四日市の西新地にあった中華料理店『來來憲(らいらいけん)』の看板メニューとして知られるようになりました。
『四日市とんてき』は単なる豚肉ステーキではなく、 厚い豚肉をにんにくを入れた濃い目のたれでソテーして、キャベツの千切りをそえた料理です。2008(平成20)年に設立された四日市とんてき協会(設立発起人・初代会長:四日市大学小林慶太郎教授[当時は准教授])では、『四日市とんてき』について次のように定義設定しています。
(1)ソテーした厚切りの豚肉である
(2)黒っぽい色の味の濃いソースが絡められている
(3)にんにくが添えられている
(4)付け合わせは千切りキャベツが主である
『四日市とんてき』は、四日市とんてき協会などがけん引する中、2010年(平成22)年にB-1グランプリに三重県から初参加し、2013年(平成25)年の「B−1グランプリin豊川大会」では10位に入賞しています。
現在では、四日市市の洋食、レストラン、ラーメン店、居酒屋など多くのお店でとんてきはメニュー化されています(上記の定義にあるように条件はゆるめなので、調理法や味付けはお店ごとにいろいろです)。
さて、そうした『四日市とんてき』のあるお店を代表して、今回は大とんてきのメインストリームを行く『まつもとの來來憲(らいらいけん)』をご紹介します。
このお店は、前述した西新地の『來來憲(らいらいけん)』で修行したご主人(橋本勝博さ)が、10年間の修業の後にのれん分けを許され、市内の松本に開業したお店です。現在では、地元の人からも「大とんてきといえば、まつもとの來來憲」と絶大な支持を得ているほか、他県にも多くのファンを持つお店となっています。
その大とんてきは、250gというビックサイズの豚肩ロースをにんにくと秘伝のソースで焼き上げた、まさに『四日市とんてき』の王様。一枚肉を切り分けてしまわず、片側がつながっている独特の形状が野球のグローブに似ているところから、いつのまにかお客さんに「グローブ」と呼ばれるようになったのだとか。単品料理としては税込1,510円で、とん汁、漬物、ご飯をセットにした定食は税込1,725円です。
店名 | まつもとの来来憲 |
---|---|
住所 | 三重県四日市市松本2丁目7-24 |
電話番号 | 059-353-0748 |
営業時間 | 昼】午前11時~午後2時、【夜】午後5時~午後8時 |
定休日 | 月曜・火曜 ※祝日の月曜日は営業/その他不定休もあるのでホームページを確認のこと |
アクセス | 松本街道沿い(松本郵便局の前)/近鉄の伊勢松本駅からは徒歩3分 |
駐車場 | 第一・第二駐車場合わせて24台 |
ホームページ | http://matumoto-rairaiken.com |
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