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中京(静岡、愛知、岐阜、三重)
2016年9月30日更新
美濃和紙の歴史は古く、奈良時代から製紙が興り、正倉院文書にも紙が作られていたとの記述が残されています。和紙の原料である良質の楮(こうぞ)が多く取れ、長良川や板取川などの水が豊かであったことから手すき和紙の産地となったと考えられます。
以前は地域産業の一つとして栄え、昭和30年代には1,200戸の生産者がいましたが、昭和40年代には450戸、昭和60年には30戸にまで減少しました。地元では、伝統を守り、手すき和紙の振興を図るため、1983(昭和58)年に協同組合を設立、1985(昭和60)年には国の伝統的工芸品に指定されました。記憶に新しいところでは、2014(平成26)年に、「石州半紙」(島根県浜田市)「細川紙」(埼玉県小川町、東秩父村)とともに、本美濃紙がユネスコ(国連教育科学文化機関)に「和紙 日本の手漉和紙技術」として無形文化遺産登録されました。
美濃市の「美濃和紙の里会館」は、この美濃和紙の歴史や技術を解説するとともに、和紙の素晴らしさや未来への可能性を紹介している施設です。
建物は地上2階、地下1階の構造で、2階の常設展示室では、第1展示室で「美濃和紙の歴史や製造工程、紙すきに使う道具」について、第2展示室で「古くから日本の文化を支えてきた和紙、 現代社会のなかで多彩な形態で利用されている和紙、 未来に向け和紙の持つ可能性」について紹介しています。また、1階には年間7回ほど展示が変わる企画展示室、地下1階には紙すき体験のできるワークショップや、美濃和紙や紙製品の展示販売する売店・ショールームがあります。
名称 | 美濃和紙の里会館 |
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住所 | 岐阜県美濃市蕨生1851-3 |
電話 | 0575-34-8111 |
開館時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週火曜日・祝日の翌日(火曜日が祝日の場合はその翌日/祝日の翌日が土・日曜日の場合は開館) |
入館料 | 大人500円/小・中学生250円 ※1 公式ホームページからダウンロードできるインターネット割引券を持参すると設定料金から50円引きとなります。※2 紙すき体験は別途料金がかかります。 |
駐車場 | 乗用車100台、バス6台(無料) |
アクセス | 東海北陸自動車道美濃ICから国道156号線および県道81号線経由で約20分。 |
ホームページ | http://www.city.mino.gifu.jp/minogami/ |
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