達人に訊く(4)クルマ好きの、クルマ好きによる、 クルマ好きのためのロータス！

今月の達人
真鍋モータース・真鍋貴行

こんにちは。香川県にあるロータス店『真鍋モータース』の真鍋貴行です。これまで４回にわたってゆたかなカーライフのためのヒントやアイデアを紹介してきましたが、今回で僕の担当は終了です。最後はちょっと手前ミソな話。僕から見たロータス店、そしてロータスカードのすばらしさについて語りたいと思います。

クルマを愛する人たちをすみからすみまでカバー

僕が知る限り、ロータス店のオヤジ（社長・経営者）って大のクルマ好きばかりです。「クールな経営」よりも「ホットなクルマ愛」に重きを置いている人がかなり多いという印象があります（笑）。

とにかくみんな、さまざまなクルマのことを本当によく知っています。そして、それらを運転するドライバーの個々のニーズを非常に深いところまで理解しています。お客さまがなにかの困り事で来店されたときに、事の大小に係わらずなんでも喜んで取り組むのは、そうした特質あってのことなのです。どこぞの気取ったディーラーのように、マニュアルどおりの作業しかやらない（やれない）とか、僅かな金額のトラブルについてはおざなりに済ますとか、まずありません。いうなれば、ロータス店は昔気質でお客さま思いの腕のいいクルマ屋さんという感じなのです。



あっ、でも、昔気質だからといって「ちょっと古くさい？」なんて思わないでくださいね。それは多いなる誤解。みんな最新のクルマのことまでちゃんと勉強していますから。

たとえば僕なんかは、新しい機構のクルマがでたら必ず運転するようにしています。三菱の電気自動車アイミーブが発売されたときなんかは真っ先に購入し、いろいろと試したものです。正直、クルマ好きの本能がそうさせる部分が大きいのですが、それは同時に「新しいクルマを知るには知識よりも体験が大事。そうじゃないと、そのクルマに興味をもつお客さまに的確なアドバイス・提案ができない」という意識もきっちりと働かせた結果でもあるのです。

ちなみに僕、近々、水素を充填して走るあの燃料電池車も個人購入する予定でいます。2020年にはたくさんの燃料電池車が日本を走るようになるという楽観的な未来予測を信じているわけではありません。でも、このまったく新しいクルマに惹かれて購入する人がある程度のボリュームででてくることははまちがいなく、そうであれば、身をもって勉強しておかないとその人たちに顔向けできないと思っているのです。

「クルマを愛する人たちをすみからすみまでカバーしたい」。自分でいうのもなんですが、僕らロータス店は、クルマに関してはいつまでも進化をやめない特異な昔気質のクルマ屋さんなのです。

ロータス365サービス対象はクルマではなくドライバー

ところで、みなさんがもっているロータスカードに付帯している「ロータス365サービス」、これもクルマ愛、ドライバー愛に溢れたサービスだってことご存じでしたか？

いまや24時間365日のロードサービスは花盛りです。メーカーはもちろん各保険会社も安心のロードサービス付きを謳って商品を販売しています。

それぞれのサービス内容はどうでしょう？

パッと見たところ、なかなかたくさんのメリットがあり、そう悪くはない印象です。ですが、僕なんかからすると、ウーンと首を傾げるところもなきにしもあらず。とくにサービスが登録した一台のクルマだけにしか適用されない点は不満です。自分のクルマに乗っているときは安心なものの、そのほかのクルマに乗っていてトラブルに遭った場合は、サービスは無効という“デメリット”がでてくるのです。

その点、僕らのロータスカードのロードサービス「ロータス365サービス」はちがいます。これは、申し込んだドライバーがサービスの対象となるため、他人のクルマ（車両重量3000㎏以下かつ最大積載量2000㎏以下の自家用四輪車）を運転しているときのトラブルにだってちゃんと対処してくれるのです。これはすごく大きなメリットといえるでしょう。いろんなクルマを運転したいクルマ好きはもちろん、少しでもだれかのクルマを借りて運転する可能性がある人にとっては、非常に助かる内容です。

実際、僕自身、その恩恵を受けたことがあります。

ある日の夕刻、所用を兼ねて知り合いに借りた新しいクルマの試し乗りにでかけたときのこと。目的地に着いた僕は、ヘッドライトのスイッチを切らないまま車外にでて数時間かかる用事を済ませにいきました。最近のクルマのヘッドライトは自動で消えるものばかりと思い込んでいたためです。ところがところが、そのクルマの自動消灯機能はオフになっていたのです。帰ってきたらすっかりバッテリーが上がってしまってたのは当然の帰結でした。「やってもうた」。郊外の暗い駐車場にバッテリーを繋いでくれそうなクルマもおらず、僕は途方に暮れました。しかし、すぐに自分のお店から自家製ロードサービスを派遣させることを思いつき、一報を入れました。すると、電話にでたスタッフがこういうじゃないですか。「社長、距離がありすぎますって。これからお客さんもいらっしゃるし、無理ですよ。ロータス365サービスを使ったらどうですか。自分のクルマじゃなくても、すぐに助けにきてくれますから。あれ、もしかして社長、そのこと知らなかったとか？」。そう、お恥ずかしい話、当時の僕はそうしたサービス内容をはっきりと認識していませんでした（いい訳をさせてもらうと、そのときはロータス365サービスがはじまったばかりだったのです）。それを聞いて僕は、すぐにオペレーションセンターに電話を入れました。すると、スタッフがいったとおり、カード会員が運転しているクルマなら、たとえ他人のクルマでもすぐにトラブル解消の助けに向かうとの説明が……。そして数十分後、実際に近所のロータス店のスタッフが駆けつけてくれ、なんとかことなきを得たのでした。

ね、うれしいじゃありませんか。ロータスカードは、クルマ好きのオヤジの行動形態をよくわかっていらっしゃる（笑）。既に入会している方は、自分のカードのポテンシャルの高さを改めて喜んでください。まだ入会していない方は、こうしたことを念頭に入れつつ、ぜひ入会を検討してみてください。きっと後悔はしないはずです。

ちなみに、あのロードサービスの老舗であるJAFもドライバーを対象としてサービスを展開しています。そういう意味では、ロータス365サービスとどっこいどっこいの質なわけですが、問題は会費。詳しくは各ホームページで見てもらえるとわかりますが、オトク感でいえばロータス365サービスのほうが圧倒的に有利な設定となっているのです。すごいですよね（とはいえ、ロータス365サービスとJAFを併用すると、最強のロードサービスが受けられるという事実もあるんですけどね）。

http://www.jaf.or.jp/merit/merit_1.htm
http://www.lotas.co.jp/card/

さて、五回にわたった僕の「ゆたかなカーライフのためのヒントやアイデア」の紹介は以上でお終いです。いかがでしたか。ちょっとはお役に立ったでしょうか？

みなさん、どうか、これからも楽しくゆたかなカーライフをお楽しみください。そしてそれをしっかりと支える『真鍋モータース』と、全国のロータス店をどうぞこれからもよろしくお願いいたします。

クルマのトラブルに24時間365日いつでも対応します！　～　ロータス３６５サービス

 

お店紹介

1955年に創業した香川県三豊市にあるロータス店『真鍋モータース』。二代目の真鍋貴行社長（56）は、３歳で中古車の買い付けに同行したというほどのクルマ好きで、現在は「お客さまが困っていることに応えられるお店」「おもしろいカーライフが提案できるお店」をモットーに邁進中。とくにハイエースの改良に関しては全国に名を轟かせるほどとなっている。

住所：香川県三豊市詫間町詫間614-8
電話：0875-83-2477（代表）
ＨＰ：http://www.lotas37.com/manabe/