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クルマのことならなんでもガイド
2020年9月25日更新
今月の達人
くるま生活・井上康一
女性ドライバーの皆さん、今日もハッピー&ビューティフルなカーライフを送ってますか? 今はキャッシュレス決済が花盛り。かつて現金払いが主流だった自動車整備工場(以下、整備工場)でも、キャッシュレスがOKになりつつあることについてのお話です。
メリットいっぱいの
キャッシュレス決済
最近、買い物の支払いをキャッシュレスで済ますという動きが急です。
ちょっと前までキャッシュレスといえば、大きな買い物のときにクレジットカードで支払うのがせいぜいでした。しかし、近年、スマホのアプリなどで決済できるものなどが出てきてからは、例えばコンビニでおにぎりを一個買うときにも気軽にキャッシュレスでの支払いがしやすくなり、結果、多くの人たちが買い物の大小を問わず現金を使わずに決済をするようになってきているのです。
こうした利用拡大は、国がキャッシュレス決済化を強力に押し進めているからというのもありますが、キャッシュレスにあるさまざまなメリットが消費者を動かしているがゆえ、ということもいえます。
すぐに思い浮かぶのは、現金を持ち歩かなくてもいいという物理的メリット。財布が小銭だらけなんてことがなくなるし、大きな買い物をしたいときにATMまで走る必要もありません。それに、落としたり盗まれたりといった被害も未然に防ぐことができます。
自動でポイントが付くのもうれしい点。現金決済でも別にポイントカードを提示すればポイントが付くことはありますが、カードを忘れたらおしまいです。でもキャッシュレス決済の場合は決済時にポイントが自動で付与されるので、後の買い物のときの割引購入がスムースに行えます。
それから、コロナウィルスをはじめとする感染症対策につながるのも見逃せない長所。現金決済は、誰が触ったかもわからないお金をやりとりするので感染の危険性が拭えませんが、基本的に非接触であるキャッシュレスは常にクリーンな状態での支払いが可能となります。
そう、「すべての買い物をキャッシュレスで」の動きは、ある意味、切実な時代の要請あるいは消費者ニーズであるといえるのです。
以前の整備工場が
現金決済だったワケ
ところで、かつての整備工場では現金決済が主流でした。
クルマの整備・修理は職人技と考えられていて、「やってみないと費用についてはわからない」という側面がありました。
それに加えて、在庫管理がアナログで行われていたという致命的な欠点があったのです。これ、どうゆうことかと言うと、自社の部品庫や部品棚にどんな部品がいくつあって、その仕入れ価格がいくらで販売価格がいくらか……そういったことがはっきりしていないということです。「えーっ!」と思われるかもしれませんが、一昔前は、街中の商店でもそんな感じでしたよね。自動車整備業界は、特にその傾向が強かったのかもしれません。
在庫管理がアナログだと、目の前の整備・修理に必要な部品があるかどうか部品庫や部品棚に行かないとわかりません。さらに、その仕入れ価格や販売価格が不明確なので、その場ではお客さまにいくらでご案内してよいのかさえも「?」となります。結局、後で台帳をひっくり返して値段を決めたりするわけです。
われわれの言葉で「即伝」と言いますが(略さずに言うと即時伝票)、お客さまのクルマを拝見した直後にお見積もりをご提示したり、整備・修理の直後にご請求書をお出しするには、在庫管理を見直してデジタル化し、自社内のお金の流れをはっきりさせることが必要です。
それに気付いた整備工場は、アナログからデジタルへの変身を果たしています。ウチの場合で言えば、女性ドライバーの皆さんにハッピー&ビューティフルなカーライフを送っていただくための大前提として、かなり前にデジタル化を行い、「即伝」が当たり前になっています。
先進的な整備工場は
スマホ決済もOKに
そんなプロセスを経て、今、数多くの整備工場ではクルマに関する商品やサービスの多くがクレジットカードで支払えるようになっています。われわれロータスクラブこそはその代表で、自ネットワークのクレジットカードである『ロータスカード』による決済を積極的に推進してきました。
もちろんウチのお店もその一つ。いや、それどころか、もっと先まで行っています。
ウチではクレジットカード決済に加えて、2~3年前からスマホのアプリでの決済もできるようにしています。お買い物の大小を問わずキャッシュレスで支払いが済ませられる便利さがある上に、すべてにポイントが付くお得さがあるので、お客さま、とくに家計にシビアな女性の皆さんからは「すごく助かるわ」との声を多数いただくまでになっています。
こうしたあらゆるキャッシュレス決済に対応している整備工場はまだそう多くはありません。ですが、時代の流れを見据えて、今後どんどんと増えていくことは間違いないところでしょう(特にロータス店では著しく増加中)。皆さん、ほとんどの支払いがキャッシュレスでできる、より便利な整備工場の出現にどうかご期待ください。
そろそろ車検も
キャッシュレスOKに
最後に、ウチをはじめとするキャッシュレス対応をしているロータス店で、具体的にどんな項目がキャッシュレス決済できるのかを表にして紹介しておきます(一般的な例であり、個々の会社によって対応の違いはあります)。
ご覧のとおり、クルマの購入代や一部税金、保険を除いてほとんどがキャッシュレス決済が可能。整備・修理代はもちろん、あの車検の費用だってキャッシュレスへと向かっています(ウチでは、すでに車検もキャッシュレスOK!です)。
まあ、大きな声でアピールすべきかどうかは微妙な話かもしれませんが、クルマの維持やメンテナンスにかかる費用の中にはそれなりに金額が大きいものもあるので、必然的にたくさんのポイントが貯まり、後の支払い時にたくさんの割り引きの歓びが享受できるようになるわけです。
皆さん、整備工場でのさまざまなキャッシュレス決済、今まで以上に積極的にご利用ください!
カフェみたいな整備工場があるってこと、知ってましたか?
ネイルがきれいに映えるカーライフ、楽しんでますか?
スキンケアするみたいに、愛車の日常点検やってますか?
健康診断するように、ちゃんと定期点検してますか?
行きつけの美容室のような整備工場で車検していますか?
歯医者さんに通う感覚で、くるま屋さんを利用してみませんか?
自賠責が免許証と同じくらい重要だってこと、意識してますか?
幸せなカーライフに不可欠な自動車保険、ちゃんと加入してますよね?
キャッシュレスOKの整備工場が増えていること、知ってましたか?
ロータスカードの利用で、カーライフをもっとハッピーなものにしませんか?
お店紹介
くるま生活:戦時中の1945年5月に、オートレースの選手でもあった初代(祖父・井上辨氏)が広島県福山市明治町でオートバイの販売・整備の事業を開始。その後、二輪車から四輪車へと業態を移し、1959年に「みずしま自動車商工株式会社」を設立。1980年代からは二代目(父・井上清氏)が跡を継ぎ、事業を拡充。1992年には、現在の地である福山市明神町にショールームを開設。三代目である井上康一社長は、大学卒業後、東京で生物工学に関連する実験器具を扱う商社マンとなったが、1993年に地元に戻って父の元で修行し、2001年に社長に就任。2011年に社名を「株式会社くるま生活」と改め、女性ドライバーをメインターゲットにしたビジネス手法を駆使して、新たな整備工場の在り方を追求している。
住所:広島県福山市明神町2-9-25
電話:084-943-7123(代)
HP:http://www.kurumaseikatsu.co.jp
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