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クルマのことならなんでもガイド
2020年9月25日更新
今月の達人
くるま生活・井上康一
女性ドライバーの皆さん、今日もハッピー&ビューティフルなカーライフを送ってますか? 前回までの3回、点検や車検についての一般的なことをお話しました。今回は、私たち『くるま生活』の点検・車検の受入態勢と、実施しているさまざまなサービスや工夫などについてご紹介(自慢)させていただきます。もちろん、すべて、女性のお客さまに大好評です!
見た目と実力を両立させた自動車整備工場
くるま生活の自動車整備工場(以下、整備工場)は、ショールームと同様に女性ウエルカム感でいっぱいです。外観はロフト風でとってもオシャレ。これまでの整備工場にありがちだった無骨な感じはまったくありません。
中もすごくキレイです。床は油で汚れていないし、工具が散らばっていたりもしていません。最新の整備機器も常に手入れが行き届いています。お客さまに立ち会っていただくときに着衣が汚れたり、危険なことが起きないよう、常にクリーン&セーフを心がけています。
女性ドライバーの皆さんに一言アドバイスさせていただくならば、工場のキレイさとそこで働くスタッフの技術力は関係性があります。仕事の現場を整えられるスタッフは、仕事もできる……そう思っていいんじゃないかと思います。ウチは、車検の検査までできる指定工場ですが、スタッフもタイヤメーカーから「できる整備士」との認定をもらっていたり、自動車整備技能競技大会で入賞を果たしたりと、一流の腕をもつ者ばかりです。
当然、エンジン車だけでなくハイブリッド車やEV、PHEVなどといった次世代車の点検・車検も対応OK。高度な専用機器を駆使して、あらゆるクルマを安全・安心・快適な状態に整えています。
つまり、私たちの整備工場は、頼みやすい整備工場であり、頼んでよかったとなる整備工場。女性のお客さまをはじめ、どなたにも安心して大切な愛車の点検・車検をお任せいただけるようになっているのです。
画期的サービス「オイル交換 永久無料」
ウチで点検・車検をしてくださるお客さまに対して、独自のサービスも実施しています。このサービスを考える時は、以前にお話した「40歳のA子さん」をイメージして企画・検討します。だから、女性のお客さまにもメリットを感じていただけるものとなっています。
代表的なのが「オイル交換 永久無料」。これは、ウチで定期点検と車検の両方を続けて受けていただいただいている限り、エンジンをスムースに回すためのエンジンオイルの交換を無料でやらせていただくというサービスです。
点検・車検の時のオイル交換はもちろん、それ以外のタイミングのオイル交換であっても、費用(オイル代・作業代)は一切かかりません。通常、エンジン車のエンジンオイルは5,000㎞もしくは半年に1度くらいのタイミングで交換すべきなので、一般的なお客さまは年に2回、ウチで無料でオイル交換をすることになります。「すごく画期的で嬉しいサービス」との声は、はい、かなりの数にのぼっています。
また、点検・車検に関連した便利でお得なサービスを提供することもやっています。
一つは、点検と洗車を組み合わせた『メンテプラス』。定期点検(12ヵ月点検・24ヵ月点検)の大切さは言うまでもないことですが、本当のことをいえば、6ヵ月の短いスパンでクルマをメンテナンスしておくのが理想だったりもします。ということで、お客さまに常にキレイな愛車に乗っていただくことをコンセプトに、半年ごとのライトな点検と洗車を組み合わせたこのセット商品をリーズナブルな料金で提供しているのです。
もう一つは『得々パック』。これは、クルマ購入時のさまざまな手続きやその後の点検・車検にかかる費用をまとめて15万円とし、そこに5年間のメンテナンス保証まで付けた商品。お客さまは、一括してリーズナブルな料金を支払うことで、たびたびの支払いの煩わしさに悩まされず、シンプルに快適・安全なカーライフが享受できるようになります。
これらのサービスは、いずれも好評をもって迎えられています。とくに日々忙しくしていて経済観念が発達している女性のお客さまからは高い評価をいただいています。
「診察券」で点検・車検がより身近に
こうした女性ライクな整備工場の体制づくりや各種サービス・商品の提供に加え、女性のお客さまが点検・車検のためによりご来店いただきやすくすることを目的とした工夫も積極的に行っています。
それを担当しているのは、この連載の初回で紹介したコンシェルジュチーム。横野彩菜(写真)をリーダーとする女性スタッフたちが、女性のお客さまに響くアイデアを次々にカタチにしてくれています。
一番のヒットは「診察券」の発行。これはお客さま一人ひとりの点検・車検の予定が書き入れられるようになっている病院の診察券風のカードで、ウチをご利用いただいているすべてのお客さまにお渡ししています。なぜ、これを作ったのか? そしてどんな効果がでているのか? 以下の横野の発言をお聞きください。
「ウチでは、お客さまの点検・車検の時期が近づくと、事前にハガキと電話でお知らせしているのですが、それでも忘れてしまう方がいらっしゃいます。それから、『法律で義務付けられた点検・車検』というイメージだと、なんとなく重々しいというか、やらされ感があるので、ネガティブに感じてしまうところもあります。そこで、私たちコンシェルジュチームで話し合い、『まるで近所の歯医者さんに治療やケアに通うみたいな感覚で、期日どおりに気軽に点検・車検に来ていただけるきっかけになればいいね』と、お財布に入れられる診察券をつくることを決めたんです。実際に皆さんに配り始めてからは、電話でお知らせした際に『そうそう、行かなきゃね』とポジティブに応じてくださいますし、入庫率もアップしています」
「チャイルドシート洗浄請け負い伝説」!?
コンシェルジュチームは、点検・車検で来店された女性のお客さまのご要望への対応においても頑張ってくれています。
ちょっと極端なエピソードではありますが、かつてあった注目すべき対応の一つに「チャイルドシート洗浄請け負い伝説」というものがあります。「え、なにそれ? 」という感じですが、これについても横野に語ってもらいましょう。
「ある日、赤ちゃんを連れた若い女性のお客さまが12ヵ月点検で初来店されました。すると、その方は突然『点検整備のついでに、チャイルドシートの頑固な汚れもキレイにしてほしいんですけど』とおっしゃったんです。点検の項目にはチャイルドシートのチェックなんてありません。それにチャイルドシートの説明書きには洗浄の方法なんて書いてありません。そうであれば、普通、お断りするのがスジです。ですが、対応したスタッフは、『ほんの少しだけ料金をいただくことになるかも知れませんが、はい、なんとかしましょう』と答えました。ウチには『頼まれ事は、試され事』という精神があるのですが、そのスタッフはそれを実践したわけです」
「それでどうしたかというと、彼女は点検作業で忙しい整備士に頼むのではなく、自分の手でチャイルドシートをキレイにする作業に取りかかりました。ところが、いろいろ試してみてもなかなかうまくいきません。途中で『もうムリかな』と諦めそうになってしまいました。でも、ふと整備工場にある高圧スチーム洗浄機で頑固な汚れを洗い流すことを思いつきまして……。結果、それが大正解だったんです。汚れに汚れていたチャイルドシートは、見事にキレイになりました。点検と整備が終わったクルマをお返しした時、お客さまはクルマが好調になったことよりも、チャイルドシートのキレイさにひどく感動されたということです(笑)。ええ、そのお客さまは今も続けて点検・車検にいらっしゃっています」
日頃、コンシェルジュチームの面々はマニュアル通りのことよりも、自分たちが「お客さまによかれ」と思ったことを優先して実践しており、それが女性のお客さまにとって点検・車検をより身近なものにするという効果を生んでいるのです。自分のお店のことながら、なかなかすばらしい展開だな、と思います(笑)。
最近、全国のロータス店でも、ウチと同じというわけではありませんが、女性ドライバーの皆さんに喜ばれる店づくりやサービスを行っているところがたくさんあります。今回は、ウチの紹介(自慢)に終始しましたけれど、ぜひ一度、そうしたロータス店に足を踏み入れ、その良さを体感してみていただければと思います。きっと「ずっと愛車を任せたい」という気持ちになるはず。そうなったら、望むハッピー&ビューティフルなカーライフは、もう半ば手に入れたも同然です!
カフェみたいな整備工場があるってこと、知ってましたか?
ネイルがきれいに映えるカーライフ、楽しんでますか?
スキンケアするみたいに、愛車の日常点検やってますか?
健康診断するように、ちゃんと定期点検してますか?
行きつけの美容室のような整備工場で車検してますか?
歯医者さんに通う感覚で、くるま屋さんを利用してみませんか?
自賠責が免許証と同じくらい重要だってこと、意識してますか?
幸せなカーライフに不可欠な自動車保険、ちゃんと加入してますよね?
キャッシュレスOKの整備工場が増えていること、知ってましたか?
ロータスカードの利用で、カーライフをもっとハッピーなものにしませんか?
お店紹介
くるま生活:戦時中の1945年5月に、オートレースの選手でもあった初代(祖父・井上辨氏)が広島県福山市明治町でオートバイの販売・整備の事業を開始。その後、二輪車から四輪車へと業態を移し、1959年に「みずしま自動車商工株式会社」を設立。1980年代からは二代目(父・井上清氏)が跡を継ぎ、事業を拡充。1992年には、現在の地である福山市明神町にショールームを開設。三代目である井上康一社長は、大学卒業後、東京で生物工学に関連する実験器具を扱う商社マンとなったが、1993年に地元に戻って父の元で修行し、2001年に社長に就任。2011年に社名を「株式会社くるま生活」と改め、女性ドライバーをメインターゲットにしたビジネス手法を駆使して、新たな整備工場の在り方を追求している。
住所:広島県福山市明神町2-9-25
電話:084-943-7123(代)
HP:http://www.kurumaseikatsu.co.jp
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