今月の達人
共栄自動車商会・小林祐樹
前回、三菱車はボディや足まわりといった基礎がしっかりしているという事実を紹介しました。今回からは、そうした基礎を踏まえながら開発・製造・販売されている注目の三菱車を1車種ずつ取りあげて、その魅力を私なりの言葉でPRしていきたいと思います。最初は今年3月に発売された新eKワゴンについてです!
三菱車きってのフェミニンさ
「eKワゴンは、三菱自動車史上、もっとも女性に積極的にオススメできるクルマといっても過言ではない!」
ちょっと大げさかも知れませんが、私は発売前の新しいeKワゴンに試乗したときにそんな感想をもち、大いに歓びました。
※画像提供:三菱自動車工業株式会社(以下同様)
これまでの三菱車といえば、ランサー・エボリューションやデリカD:5のように男性向けの個性をもったクルマがほとんどでした。ときにコンパクトカーや軽自動車でさえもマッチョな色合いを帯びたりしていました。
ある意味、それはクルマづくりの一貫性を示しているとも言え、一定数のお客さまからは高い評価をいただいていたわけですが、販売する側としては、ちょっともどかしさを感じるところもありました。約半数いらっしゃる女性のお客さまから、「なんかフェミニンじゃない」といった声が聞こえてくることがたびたびあったからです。
ところが、今回のeKワゴンは、そのものどかしさを一気に解消してくれていました。たぶん、日産・ルノーのアライアンスの一員となったことの影響の一つなのでしょうけれど、女性向けのベクトルをはっきり打ち出したクルマとして登場しました。
実際、発売以来、女性のお客さまから「あの三菱自動車から、こんなに愛らしくて使いやすい軽自動車が登場するなんて!」といった好評の声が続々。現在、ウチのお店では、20代~40代の女性のお客さまが積極的にeKワゴンをご購入くださる状況が続いています。
主婦やお母さんたちの
要求に応えた外観と室内
このeKワゴン、まず見た目がいいです。
『THE CUTE CHIC(キュート・シック)』」いうデザインコンセプトが掲げられていますが、キュートさの中に上品さも醸されていて、単にカワイイだけのチープな軽自動車とは一線を画す仕上がりとなっています。
この上質なデザインのクオリティは、この10月の初めに、eKクロスとともに『2019年度グッドデザイン賞』を受賞したことでも証明されました。
私は、「大人の感覚のスタイリングとボディカラーになっているから、毎日乗って、そして長く乗り続けても、ぜんぜん飽きがきませんよ」という言葉でお客さまにオススメしています。
インテリアそしてユーティリティ性もグッド。
シートに安らぎをもたらす上質な素材を使い、これもまた快適なうえにまったく飽きがこない仕上がり。そして、小物を入れるボックスやトレー類も細かいところまで配慮されていて、整理整頓と使いやすさにこだわる女性のお客さまを深く満足させてくれます。
個人的には車検証がすっぽり収まめられる助手席ドアトリムがなかなか秀逸なアイデアだなと思って見ています。これまで、グローブボックスやオープンなドアトリムの空間の一部をあの車検証が雑な感じで占拠していたわけですが、それをスッポリ隠して収められるのですから嬉しい限り。いうなれば、車内に断捨離の気持ち良さまでもたらしてくれているのです。
もちろん、室内の広さもいうことなし。
大人4人が乗った状態でも余裕で荷物が積み込めるなど、軽自動車とは思えないほどの広さを実現しています。実際、購入されたお客さまからは、「子どもの送り迎えに最適で、いっしょに連れていく下の子のベビーカーだって楽に載せられる」「毎日の買い物にすごく便利。たまの大きな買い物だって難なくこなせる」「週末のちょっとした遠出はもちろん、長距離の家族旅行だって平気でできちゃう」といったさまざまな言葉で、具体的に高い評価をいただいています。
歩行者にまで反応する
最新の安全機能の数々
そして、なにより私がeKワゴンが女性にとっていいと考える最大のポイント。それは、全タイプに標準装備されている安全機能が相当に充実していることです。
なにしろ、かつては高級車にしか付いていなかった以下の安全機能の数々が、最新の進化した状態ですべて付いているのですから。
衝突被害軽減ブレーキシステム:フロントカメラが前方のクルマや歩行者を検知し、衝突の危険があるときは警報ブザーとインフォメーション画面で注意を促し、ブレーキを制御して衝突回避または衝突被害の軽減をアシスト。
踏み間違い衝突防止アシスト:フロントカメラと前後のバンパーに搭載されたソナーで進行方向の障害物を検知し、踏み間違いなどでアクセルペダルを踏み込んだ場合に、警報ブザーとインフォメーション画面表示とメーター表示で注意を促す。さらにエンジン出力やブレーキを制御して衝突被害の軽減をアシスト。
車線逸脱警報システム&車線逸脱防止支援機能:フロントカメラが前方の車線位置を常に監視。車線を外れそうになると、警報ブザーとインフォメーション画面表示で注意を促す。さらに車線逸脱防止支援機能がクルマを車線内に戻すサポートを行う。
オートマチックハイビーム:フロントカメラが先行車や対向車のランプ、街路灯などの道路周辺の明るさを検知し、ハイビームとロービームの切り替えをオートマチックで行う。
この中でも、特に私がすばらしいと思うのは、「衝突被害軽減ブレーキシステム」と「踏み間違い衝突防止アシスト」が、他車や壁だけでなく、歩行者に対しても反応してくれる点です。国内メーカー各社、軽自動車にも安全機能を付いて、いわゆるサポカーの普及を図っていますが、現時点でekワゴンの安全機能は「軽自動車のベンチマーク」と評価されるほどの優位性を持っています。
自分がケガすること以外でドライバーとして一番避けたいのは、やっぱり、人にぶつけてケガを負わせてしまうこと。それをこの二つの機能は、速度条件などはあるにしても、防止するためのサポートを精一杯行ってくれるのです。
以前ほどではないにしろ、「運転が苦手」とおっしゃる女性の方が多くいらっしゃいます。けれども、皆さん、お買い物などで人出の多い街中を走ることが少なくない。そのことを考えれば、この機能は安心この上ないものといえるでしょう。
ところで、最近は前ドアと後ろドアを区切る柱=センターピラーをなくして乗り込みやすさや広さを確保する軽自動車が増えてきましたが、eKワゴンはあえてしっかりとしたセンターピラーをドーンと採用しています。
どうしてかというと、もし横からぶつけられ際にセンターピラーがなかったとしたら、乗っている人が大変なことになってしまうからです。eKワゴンは、そうした安全性に手を抜かない開発姿勢でつくられているのです。
このeKワゴンにはMとGの2グレードがあって、それぞれ2WDと4WDがある設定となっているのですが、Mの2WDはなんと120万円(消費税抜き)で購入できます。今の世の中において、これだけキュートで快適で便利で安全なクルマが、こうした低価格で手に入るというのは驚くべき事実といえます。そう、つまりeKワゴンはコスパもすこぶるいいのです。
女性ドライバーの皆さん、「eKワゴン、いいかも!!」と思ったら、ぜひ一度、お近くのロータス店にいらしてください。実車を見てみて、乗ってみて、走らせてみれば、きっとすぐにその予感は確信へと変わるはず。そのことはもう、自信をもって予言させていただきます!
『eKワゴン』は2020年度次『RJCカーオブザイヤー』を受賞しました!
『eKワゴン』は2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー『スモールモビリティ部門賞』を受賞しました!
三菱車は、基礎がしっかりした“いいクルマ”です!
新eKワゴンは上品にキュートで安全性もバツグン。女性に超オススメの一台です!
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ロータス店には優れた三菱車に相応しい整備力とサービス力があります!
お店紹介
共栄自動車商会:1960年12月に、初代の小林忠作氏が双葉商会を設立し、二輪車の販売修理業をスタート。1964年 に共栄自動車商会に社名を変更し、四輪車を主体とした業務に移行。1967年に三菱自動車の協力工場となり、茨城三菱自動車販売㈱と本格的に取り引きを開始。その後、二代目であり現社長の小林隆一氏は、高い整備技術を背景に、「いつでも どこでも 今すぐに 貴方から車の困ったを無くしたい」という企業理念を実践し、地元での厚い信頼を築いた。常務取締役で、営業責任者として活躍する小林祐樹氏は、20代から自動車関連企業で武者修行した知識とノウハウを活かして、新たな時代の整備工場の在り方を追求している。
住所:茨城県古河市下大野1516-3
電話:0280-92-5416(代)
HP:http://kyoei50.com