ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」
みらいのくるまの「ただいまのところ」情報
2018年5月29日更新
5月22日に宮城県で
加盟発表会を開催
自動車整備業界をけん引する全日本ロータス同友会(通称:ロータスクラブ)は、EV(電気自動車)を中心にエコカーの普及活動を行う一般社団法人日本EVクラブに加盟しました。
2018年5月22日、その加盟発表式が、日本EVクラブが実施する『電気自動車EVスーパーセブンで東北被災地を巡る旅』(5月17日~31日)の中のイベントのひとつである給電カフェの会場(宮城県名取市のイオンモール名取)で開催されました。
式では、ロータスクラブの成毛政孝会長が加盟申請書を、日本EVクラブの舘内端代表理事に直接手渡し、その後両者が固い握手を交わして写真に収まりました。
自動車整備業界の
次世代車対応をアピール
日本EVクラブは、EVがまだ一般的なクルマとはなっていなかった1994年に、自動車評論家である舘内端氏が設立した団体(2015年に一般社団法人化)で、これまで長きにわたり、世の中のEV化を後押しするためのさまざまなイベントやセミナーを開催してきました。
その功績によって代表の舘内端氏が環境大臣表彰を受けるなど、その存在感は年を経るごとに増してきており、現在はEV化推進のオピニオンリーダー的な役割を果たす団体として期待と注目を集めています。
自動車整備業者の組織として1975 年に設立されたロータスクラブは、新しい自動車整備業界のあり方をけん引し、環境問題などにも積極的に取り組んできました。
そして、2016年から独自の「次世代車取扱認定店制度」を進めています。この制度は、日本全国のロータス店1,650社が、EVやPHEVをはじめとした次世代車の点検・整備・充電を行える体制を整えることを目的としたものです。現在、すでに約1000社が認定されており、2018年度中には全社が認定店となる予定です。
今回、ロータスクラブが日本EVクラブに加盟した背景には、日本EVクラブが実績を持つイベントやセミナーなどを通して、「自動車整備業界のEVシフト」や「次世代車取扱認定店制度」について世の中にアピールしていきたいという考えがあります。
「次世代車整備の年国ネットワークとなる」
(ロータスクラブ成毛会長の発言)
加盟発表式において、ロータスクラブの成毛政孝会長は、日本EVクラブへの加盟の意義について次のように述べています。
「近年、自動車を取り巻く環境問題の切り札として、ハイブリッド車やPHEV、EVといった次世代車が増えてきています。そうした状況を受けて、われわれ整備業界としても、それら次世代車の車検および点検・整備をしっかりと行える態勢を整えるべきだと考えています」
「そのための施策として、ロータスクラブとしては、2016年から独自に次世代車取扱認定店制度を進めています。すでに6割以上のロータス店が認定済みとなっているわけですが、2018年度に全店が認定店となることで、EVやPHEVに乗り替えられるすべてのお客さまに安心してご来店いただける全国ネットワークとなることができると考えています」
「今回の日本EVクラブ加盟は、そうした流れに歩調を合わせたものです。これによって、広く世の中に向けてEVが安心、快適に乗っていただけるモビリティーであることを伝えるとともに、ロータス店がいかにEVに強いネットワークであるかを知っていただけるよう、コミュニケーションを展開していきたいと考えています」
「今回の『電気自動車EVスーパーセブンで東北被災地を巡る旅』にも協力し、主役であるEVスーパーセブンの車体にロータスクラブのステッカーを貼っていただいたことで、われわれが自動車整備業界におけるEVシフトを推進する姿勢をしっかりアピールできたと実感しています」
「われわれロータスクラブは、日本EVクラブと相互に協力することにより、業界を取り巻く次世代車対応への大きな流れを足元から支えていきたいと考えます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
「ロータス店は幸せなEV社会を支える」
(日本EVクラブ舘内代表の発言)
これを受けて、舘内端代表理事は、今回のロータスクラブの日本EVクラブへの加盟が、いかに多くの自動車ユーザーのメリットに繋がるかをより具体的に語ってくれました。
「ロータスクラブが、次世代車取扱認定店制度を導入し、かつ整備業界でいち早く日本EVクラブに入会されたことを歓迎いたします。これは非常に先見の明がある行為であり、結果的には、ロータス店のお客さまである自動車ユーザーにとてつもなく大きなメリットをもたらすものになるだろうと考えています」
「今後、多くの方々がエンジン車からEVやPHEVに乗り替えられることになるでしょう。しかし、これはただの乗り替えではなく、エンジン車とはまったくちがう機構のクルマへの乗り替えなわけですから、おそらく最初のうちは、みなさん、操作や扱いに戸惑われることになるはずです。また、その後の整備・点検においてもすべてがブラックボックスのように感じられ、きっと大きな不安を抱かれるにちがいありません。さらにいうなら、EVによる楽しいカーライフってなんだろう、という疑問を持つ可能性だってあります」
「でも、どうか安心してください。はじめてEVやPHEVに乗り替えても、街のなかに根をおろし、長年にわたってみなさんの愛車の面倒をフェイストゥフェイスでみてきたロータス店が、EVにも通じていくことで、きっとすべての面において心強い相談相手になってくれます」
「基本的な扱い方のアドバイスはもちろんのこと、不具合があれば、きっちりと修理してくれます。そして、いつもの親しみあるコミュニケーションのなかで、EVによる新しく豊かなカーライフのヒントも提供してくれます。こうしたことができるのは、たぶんロータス店ならではのことだろうと思っています」
「EVはいい社会、幸せな社会をつくる乗り物です。僕は全国のロータス店が、それを支えるに相応しい存在になってくれることを大いに期待しています」
大きく変わる
自動車整備業
自動車整備業は、自動車関連産業にあって川下に位置します。そのために、これまで次世代車対応においては、「川上からの流れを受けて動く」という傾向がありました。
しかし、もう一つの側面として、前述の日本EVクラブ舘内代表の発言にあるように、自動車整備業は“自動車ユーザーにもっとも近い存在”でもあります。ロータスクラブの次世代車取扱認定店制度は、自動車整備業が本気でお客さまのEV化や次世代車乗り替えに向き合うためのステップです。いま、お客さまニーズに応えるために、自動車整備業は大きく変わろうとしています。
日本EVクラブ加盟を機に、ロータスクラブは新たな交流づくり、新たな情報発信を行っていきます。
また、日本EVクラブとの魅力的なコラボレーションにも、どうぞご期待ください。
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