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九州・沖縄(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄)
2018年4月25日更新
鹿児島県鹿児島市加治屋町は、明治維新および明治時代の新体制において活躍した薩摩藩関係者の多くを輩出しています。代表的な出身者は、維新の三傑といわれる西郷隆盛・大久保利通(もう一人は長州藩の木戸孝允)、日露戦争において日本を勝利に導き「陸の大山、海の東郷」と称された大山巌・東郷平八郎、さらには第16・22代内閣総理大臣の山本権兵衛などです。加治屋町には、これらの出身者の誕生地の碑が設置されています。
こうした明治維新の郷土の偉人を、観光客、市民、県民に紹介するために、『鹿児島市維新ふるさと館』が1994(平成6)年に開館しました。
2008(平成20)年 には、薩摩藩出身の天璋院を主人公とした大河ドラマ『篤姫』が放送された影響によって入館者が増加したということで、明治維新150周年となる2018(平成30)年、やはり大河ドラマ『西郷(せご)どん』の放送で鹿児島観光の伸びとともにスポットが当たる施設といえそうです。〔2018(平成30)年1月にリニューアルオープンし、映像などを使った体験型展示を導入し、薩摩藩独自の教育方法である「郷中教育」などについてより楽しく学ぶことができるようになりました〕
展示室は1階と地下1階の2層になっています。
1階は、幕末の薩摩の様子と、維新を支えた偉人・英雄のエピソードなどを紹介しています。常設展示のコーナーでは、そうした偉人・英雄をはじめ、当時の薩摩藩に関する貴重な資料・遺品が展示されています。また、以前に大河ドラマの主人公として取り上げられた篤姫の居室を再現したコーナーや、今回の大河ドラマに合わせた大河ドラマシアターもあります。
地下1階には、『維新体感ホール』があり、2本のドラマが交互に上映されています。その1本、『維新への道』(約25分間)では、西郷隆盛や大久保利通などの等身大ロボットが語りかけたり、マルチスクリーンによる臨場感あふれるダイナミックなドラマが展開されます。またもう1本の、『薩摩スチューデント、西へ』(約20分間)では、薩英戦争後に西洋の技術を吸収するために、薩摩藩が国禁を破り英国へと派遣した留学生がテーマです。維新の原動力となった若き志士たちの活躍が映し出されます。
名称 | 鹿児島市維新ふるさと館 |
---|---|
住所 | 鹿児島市加治屋町23番1号 |
電話番号 | 099-239-7700 |
開館時間 | 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分) |
休館日 | 年中無休 |
入館料 | 大人(高校生以上)300円、小人(小・中学生)150円 ※未就学児は無料 ※団体料金あり ※障がい者の入館料免除制度あり |
アクセス | 車】九州道鹿児島北ICから車で15分 【電車】JR鹿児島中央駅から徒歩8分 |
駐車場 | 普通車24台、中型バス2台、大型バス8台 |
ホームページ | http://ishinfurusatokan.info/ |
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