ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」
北海道
2017年9月1日更新
北海道函館市の函館駅から長万部駅、小樽駅、札幌駅を経由して旭川市の旭川駅を結ぶ函館本線。森駅は、その函館本線の拠点駅のひとつで、すべての特急列車が停車するほか、函館本線の砂原支線への分岐駅でもあります。また、駒ヶ岳と噴火湾を望む風光明媚な駅としても知られています。
この森駅の駅弁が、あの『元祖森名物 いかめし』です。東京の百貨店が開催する全国有名駅弁大会でも、不動のナンバーワン人気を誇っています。午前中に駅のキヨスクに行けば、できたての温かい『元祖森名物 いかめし』を購入できるほか、夏期はホーム上での立ち売りも行われています。キヨスクは一度改札を出ないと行けませんが、途中下車ができない近距離のきっぷでも、改札で「駅弁を買いたい」旨を伝えれば通してくれるとか。また、取り置きにも対応してくれるそうです。(森駅キヨスク:電話01374-2-6362)
この『いかめし』が誕生したのは、1941(昭和16)年。製造元の阿部商店(創業1903[明治36]年)が、それまで利用価値がなかった小型のスルメイカを使って何かできないかと考案したもので、味付けや製法も発売当時のままほとんど変わっていないのだそうです。地元よりも全国での各種物産展などでの販売数のほうがはるかに多いようですが、やっぱり森町で食べてみたい逸品です。
『元祖森名物 いかめし』の内容はいたってシンプル。国産の一般的なお米(うるち米)と、もち米を混合したものをイカにつめてボイルして、甘辛の“秘伝のたれ”で味付けします。イカが2杯入って、780円(税込)というお値段。実際に食べてみると、そのままかぶりついても、柔らかいイカがスッと歯で輪切りにできます。醤油ベースと思われる“秘伝のたれ”が染みこんだイカとご飯がとても美味で、長年多くの人に愛されてきた理由がよくわかる懐かしい味です。ご飯のモチモチとした感触もたまりません。特に耳の部分はイカの味を十分に堪能できるので、「ここを食べるのが『元祖森名物 いかめし』の楽しみ」という人もいるようです。
函館本線の車窓を眺めながら、いかめしを頬張るという至福の時を味わってみてはいかがでしょう。
いかめし阿部商店では、いかめしのオリジナルグッズも販売しています。お弁当柄の携帯クリーナーストラップ(350円、税別以下同様)や、キーホルダー(420円)、いかめしトート(1,900円)、いかめしTシャツ(1,900円)などがあります。これらは、森駅のキヨスクでも販売しています。
名称 | ㈱いかめし阿部商店 |
---|---|
住所 | 北海道茅部郡森町御幸町112 |
電話番号 | 01374-2-2256 |
営業時間 | 駅構内営業所(=キヨスク、電話:01374-2-6362)、駅前の柴田商店(住所:北海道茅部群森町字本町32、電話:01374-2-2797)にて9時過ぎから売り切れまで販売(※販売時間、個数は季節により変更があり) 休業日 1月1日 料金 650円 |
アクセス | JR函館本線森駅からすぐ |
ホームページ | http://www.ikameshi.co.jp/ |
関連キーワード
ロータスな旅 > 北海道
『ラムしゃぶ』は、羊肉(ラム肉)をいただくしゃぶしゃぶ料理です。北海道と言えば、ジンギスカンが有名ですが、最近は『ラムしゃぶ』が人気上昇中なのだとか。元々、北海…
2018.03.28更新
ロータスな旅 > 北海道
1905(明治38)年創業の「かま栄」は、北海道小樽市に本社を構えるかまぼこ専門店。道内各地に出店していて、多くの道民に商品が親しまれている一方、観光客にはお土…
2023.05.11更新
ロータスな旅 > 北海道
北海道の北東部、オホーツク圏のほぼ中央に位置する遠軽町。面積の約90%を占める森林と、オホーツク海につながる清流『湧別川』を中心に、豊かな自然の景観が広がる町で…
2020.01.23更新
ロータスな旅 > 北海道
『北欧の風道の駅とうべつ』は、2017(平成29)年9月に当別町にオープンした、札幌から一番近い道の駅です。スウェーデンのレクサンドとの姉妹都市交流が盛んなこ…
2018.08.07更新
ロータスな旅 > 北海道
北海道のほぼ中央に位置する旭川市。1972(昭和47)年開設の日本初の歩行者天国「買物公園」や、動物たちの自然な姿を見せる“行動展示”を導入した「旭山動物園」な…
2023.08.17更新
ロータスな旅 > 北海道
豊かな大地と清らかな水、冷涼な気候に恵まれ、農産物や畜産物を多数生み出している北海道。良質な食材や商品は『北海道ブランド』として、全国で高い評価を受けています。…
2020.03.05更新