ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」
タウン・ギャラリー<今月のアーティスト>
2021年5月13日更新
ロータスタウンのクルマ好きが集う「タウン・ギャラリー」。現在開催中の企画展は、ロータスタウンの“クルマのトラブル「もしも」マニュアル”のコーナーでストーリーの口絵イラストを描いている、イラストレーターのハピネス☆ヒジオカさんによる「クルマの顔」展です。ここでは、ヒジオカさんがアーティスト活動や日常生活の中で出会った、あるいは思い出の中で忘れられない印象的なクルマの顔を紹介してもらっています。今回のチョイスは、かなりシブイ!それは……日本全国津々浦々で、販売終了後の今でも地味ながら活躍している働くクルマ……『トヨタ サクシード』です。
街中でちょくちょく見かけるこのクルマ。『トヨタ サクシード』。
昨年、2020年5月にバンタイプも製造終了となりましたが、いまだによく見かけるのが、停止したサクシードからスーツ姿や作業着姿の人がなにやら電話したり、リアハッチから物を運んだりする姿。よくよく見ると車体の横に社名が……いわゆる社用車です。小型で安価で企業を助けるその存在、そして見た目の特徴はヘッドライト下の黒いライン。
「この顔は……昔見たプロ野球の外国人助っ人!」
日本野球界ではめっきり見なくなった黒いラインですが、太陽光の反射の眩しさを軽減する「アイブラック」って言うらしいですね。最近では、阪神のマット・マートンがサングラスとアイブラックの珍しいダブル仕様だったのは記憶に新しいところです。
子供の頃「なんだ、あれ?」と思う一方、どこか外国人のかっこよさも感じられ、ボクの中では「外国人選手の目の下にはコレ!」というイメージが定着していったのでした。
そんなアイブラックがサングラスにとって変わられたように、サクシードも兄弟車のプロボックスに統一されました。
先日、「あ、サクシード発見!」と思ってよく見たら「プロボックス」だったりで、素人はその違いを見つけるのも難しいくらいそっくりな2車。それは、日ハムの助っ人外国人の「クリス・マーティン」と「アンソニー・バース」の入団会見くらいそっくりなのでした。(談:ハピネス☆ヒジオカ)
トヨタ サクシード
サクシードは、ヴィッツのコンポーネントを使った商用バンとして2002年7月に登場。プロボックスも同時期にデビューした。サクシードはカルディナバンの後継車、プロボックスはカローラバンの後継車との位置付け。両車は基本設計を共有する兄弟車で、登場時における主な違いはサクシードはプロボックスに対し全長が105mm長く、最大積載量がプロボックスの400kgに対しサクシードは450kgで50kg多く積めるといったことなど。2014年9月のビッグマイナーチェンジで、サクシードとプロボックスはブランド名だけを異にする完全な兄弟車となり、サクシードの最大積載量は400kgに減る。2018年11月には、ハイブリッドモデルもラインナップされた。2020年5月、トヨタ系販売網の併売化を機に知名度の高いプロボックスに一本化されることとなり、サクシードは販売を終了した。
サクシード HYBRID TX(2018年11月)
全長×全幅×全高 … 4,245mm×1,690mm×1,525mm
車両重量 … 1,160kg
エンジン … 1NZ-FXE型 直列4気筒
排気量 … 1,496cc
最高出力 …54kW(74ps)/4,800rpm
最大トルク … 111N・m(11.3kgm)/3,600~4,400rpm
モーター … 1LM型
最高出力 … 45kW(61PS)
最大トルク … 69N・m(17.2kgf・m)
トランスミッション … 電気式無段変速機
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(1)ホンダ ライフ ステップバン
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(2)トヨタ アルファード
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(3)スズキ ハスラー
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(4)フォルクスワーゲン ニュービートル
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(5)三菱 eKクロス
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(6)プリンス スカイラインスポーツ
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(7)ダイハツ ミゼット
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(8)BMW i4
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(9)トヨタ ヤリス
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(10)三菱 ジープ
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(11)トヨタ サクシード
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(12)スズキ イグニス
ハピネス☆ヒジオカの「クルマの顔」展(13)「一番の顔は誰なのか!?」相撲トーナメント
【作家紹介】
ハピネス☆ヒジオカ:わいわいがやがやキャラクターいっぱいのイラストから、日常のシーンを切り取ったシチュエーションイラスト、お笑い系コママンガなど、企業広告、雑誌、web、TV、イベントを中心に活動中の大阪在住イラストレーター。ここロータスタウンでも『クルマのトラブル「もしも」マニュアル』などのイラストを担当。
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