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九州・沖縄(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄)
2021年1月14日更新
宮崎県日向市の太平洋に面した岩の上に建つ『大御(おおみ)神社』。天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)を御祭神とする古社で、「日向のお伊勢さま」とも呼ばれ、県内外から多くの参拝者が訪れます。
近年では、ラグビーワールドカップに向けて宮崎で合宿をしていたラグビー日本代表の選手たちがここで勝利を祈願し、2015年には強豪・南アフリカに歴史的勝利、また2019年には初めてベスト8の成績を残したことで、ご利益のある神社として一躍有名になりました。
現在の社殿は、1938(昭和13)年に全面改築されたもので、棟持柱を持つ神明造り三間社の本殿と棟を平行に置いた幣殿・拝殿とで構成されています。使用した木材は、県内の高千穂地方から切り出した杉を使用しています。1999(平成11)年には、国の登録有形文化財に指定されました。社殿の後ろには、海底火山から噴き出た火砕流が長い年月をかけて固まった柱状岩の岩場に、大海原から打ち寄せる波が当たって砕ける風景が広がり、神々しい印象を与えます。
境内の西側には、国歌『君が代』に「さざれ石が巌となりて」と歌われる、さざれ石があります。さざれ石は、小さな石の欠片の集まりが炭酸カルシウムなどによってコンクリート状に固まり、1つの大きな石に変化したもので、日本では滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山などが主要産地として知られています。『大御神社』のさざれ石は、2003(平成15)年、境内の拡張工事を行った際に発見されたもので、その後の調査で国内最大規模のさざれ石群であることが分かっています。
さざれ石群の中には、しめ縄で囲われ周囲30メートル、高さ4メートルの『神座(かみくら)』があります。天照大御神の子孫で、皇室の祖先とされる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)がそこに立って大海原を眺めたとされている岩で、癒しのエネルギーを感じる場所として知られています。
名称 | 大御神社 |
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住所 | 宮崎県日向市日知屋1番地 |
電話 | 0982-52-3406 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス | 東九州自動車道日向ICから約6分 |
ホームページ | https://oomijinja.com/ |
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