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達人に訊く(63)世界で20万台以上売れているアウトランダーPHEVは三菱車の最高傑作の一つです!(後編)

2020年1月23日更新

今月の達人
共栄自動車商会・小林祐樹 



さて、いよいよアウトランダーPHEVの魅力を、「すばらしいPHEVシステム」「ものすごい4WD機能」「画期的な給電能力」という三点からお話していきたいと思います。この三つの魅力をご理解いただいたなら、アウトランダーPHEVがなぜ世界で20万台以上売れているのか、きっとおわかりいただけるはぜです。

ツインモーターによる感動のEV走行

では、改めてアウトランダーPHEVの「すばらしいPHEVシステム」についてです。

実は、わが社の社長であり、私の父である小林隆一は、2018年のビッグマイナーチェンジ前のアウトランダーPHEVを愛車にしています。正直なところ、現在のアウトランダーPHEVと比べると若干性能が落ちる一台です。しかし、父は新しいものに乗り替えることなく、嬉々として乗り続けています。そして、いつもこんな風に愛車のPHEVシステムを絶賛しています。

「パワフルなツインモーターによるEVモードの走りがとにかく爽快。トルクが大きいので、あれだけ大きて重い車体なのにスッと発進する。そして、直線であれコーナーであれ、その走りのスムーズさは実に感動的だ」

「しかも、家で毎晩充電しておけば、毎日の往復50㎞程度の通勤範囲ならエンジンがまったくかからないEVモードのまま余裕で走り続けられる。音も振動もないから、運転は快適そのもの」

「EVモードでの走行が多いと、当然、ガソリンの給油回数はかなり減る。年間5~6万㎞走る私の場合は、かつてエンジン車に乗っていたときは1週間に最低1回は給油していたが、いまは1ヵ月に1~2回にまで激減している。お客さまの中には3ヵ月に1回しか給油しない人さえいる。とても経済的。環境にもすごくいい」

「もちろん、長い距離を走るなどしてバッテリーが減ったときには、エンジンで発電して充電するモード(シリーズハイブリッドモード)で走る。だが、これは“電欠しないEV”ということになるわけだから、とても心強い。そして、そのときでもエンジンの音はかなり抑えられているので、EVモードのときの静粛性との落差はそれほど感じられない」

「高速道路での追い越し時や合流などの加速時にはエンジンによる加速アシストがあるモード(パラレルハイブリッドモード)になる。でも大きな違和感はない。逆にパワフルでスムーズな加速には頼もしさを覚える」

「今後、もし乗り替えるとしても、再びエンジン車を選ぶことはないだろう。次もより進化したPHEVシステムのクルマにしたいと思っている」





画像提供:三菱自動車工業株式会社(以下同様)



 

一つ前のアウトランダーPHEVでさえこれですから、2018年にビッグマイナーチェンジし、性能をアップさせたアウトランダーPHEVのPHEVシステムがいかに優れているかがよくわかるかと思います。

参考までに紹介しておくと、2018年のビッグマイナーチェンジではモーター出力やバッテリー容量&出力を大幅アップするなどの改良が施されています。それによって、EVで航続できる距離は60㎞から65㎞へと延び、EVによる最高速も125キロから135キロにまで上がっています。さらにエンジンも2.0ℓから2.5ℓにまで引き上げられており、音や振動が少ない低回転でも適切に充電ができるようにし静粛性を向上させています。そう、「すばらしいPHEVシステム」は、よりすばらしいものとなっているのです。



誰でもどこでも
安心して走れる4WD

続いて「ものすごい4WD機能」について。

前回、デリカD:5の魅力を語ったときに私は「(三菱自動車のクルマに付いている)4WDは、ただの4WDではありません。すべてのタイヤのグリップ力を最大限に確保するAWC(All Wheel Control)の4WDで、エンジンのトルクや車体の回転挙動といった情報、さらには舗装路・ダート・雪道などの路面状況も読み取りながら4輪を個別に小まめに制御し、そのときどきにおける最適な走行安定性をもたらしてくれるようになっています」と述べました。

アウトランダーPHEVの4WD機能も、このAWC思想を体現するものです。

ただ、アウトランダーPHEVの4WDは、ツインモーターによって成立している画期的な技術です。つまり前方の2輪と後方の2輪のそれぞれの至近にあるモーターを制御し、4輪すべての駆動力を最適化するとともに緻密なブレーキ制御などを行い、よりリニアでより安定した操縦と走行が可能となっているのです。アウトランダーPHEVのAWCが、S-AWC(SUPER ALL WHEEL CONTROL)とS=SUPERが付いた名称になっているのは、それ故のことです。



しかも、このS-AWC、四つあるドライブモードの選択でシーン別の4輪統合制御までやってのけます。

すなわち、通常走行用の「NORMALモード」を基準に、雪道などの滑りやすい路面を走行するときの「SNOWモード」、深い雪に覆われた道や凹凸・うねり・轍がある荒れたでタイヤが空転しやすい路面を行くときの「LOCKモード」、峠道などでスポーティな走りを楽しむ際の「SPORTモード」と特殊なシーンに合わせた制御への切り替えができるようになっており、誰でも、どこでも、楽しく安心して走れる4WDの世界を実現しているのです。

どうですか? すごくないですか?
私が「ものすごい4WD機能」と表現している理由、よくおわかりいただけたんじゃないかと思います。

なお、路面状況によっていちいちモードを切り替えなくてはいけないのかというと、そういうわけではありません。「NORMALモード」のままの4WDでも雪道や悪路などを安定して走行することができます。専用モードのそれぞれは、それを選べば、ある特定の路面状況における4WD走行の最適化が行えるようになるということです。

次世代のクルマは電源にもなる

私がアウトランダーPHEVを強力に推したいと考える最後で三つ目の理由、それは「画期的な給電能力」があることです。

アウトランダーPHEVには、後席のフロアコンソールボックス背面と荷室の運転席側に最大1500Wの電気が取れるコンセント口が付いています。これまでのエンジン車やハイブリッド車の電源といえば、少しの電気しか取れないシガーソケットか、スマホを充電するためのUSBポートぐらいしかありませんでしたが、大容量の駆動用バッテリーを積むアウトランダーPHEVにはそれをはるかに上回るレベルの給電ができるコンセント口が備わっているのです。



この大きな給電能力は、山や海などにでかけてアウトドアライフを楽しむ方々から圧倒的な支持を得ています。なにせ、炊飯器やホットプレート、コーヒーメーカー、ドライヤーなどなど、電源のないキャンプ先でも文明の利器である家電の数々が余裕で使えてしまうのです。その楽ちんさは画期的であり、革命的でさえあります。

もちろん、中には「いや、キャンプはやっぱり火を起こしてなんぼだよ」という昔ながらのキャンプ派の方もいらっしゃるでしょう。それはそれで一見識です。ですが、そういう方だって「キャンプで一夜明けて後は帰るだけになったときに、コーヒーを飲みたいと思っても、また火を起こすのは面倒だし後片付けが大変。そういうときに給電能力のあってカンタンにコーヒーが淹れられるクルマがあるのは、やっぱりすごく助かるかも」というのが本音ではないでしょうか(笑)。



アウトランダーPHEVの給電能力のすごさは、この1500Wの電気が取り出せることだけではありません。なんと、家への給電まで行えてしまいます。

これは、いわゆるV2H(Vehicle to Home)の機能で、アウトランダーPHEVの駆動用バッテリーに蓄えられた電気を、専用のV2H機器を介せば、家のさまざまな電化製品の電気として使うことができるようになるというものです。
バッテリーが満充電の状態なら、一般家庭の最大約1日分(10kWh/日)、エンジンでの発電をそこに組み合わせれば最大約10日分の電力量が供給可能となります(満充電&ガソリン満タン状態からバッテリーチャージモードを使用)。



例えば、災害によって、長期にわたる停電が起きたときのことを想像してみてください。家にアウトランダーPHEVと専用のV2H機器さえあれば、しばらくの間は単独で電化生活が維持でき、停電による不便さや危険を排除することができます。

最近、気候変動の影響で日本各地で甚大な災害が発生し、それによる停電が頻発しています。そのことを考えると、このV2Hの能力は現代のクルマになくてはならないものになってきていると言えます。アウトランダーPHEVこそは、それができる最先端のクルマなのです。

●●●


いかがでしょうか?私のプレゼンテーションは伝わったでしょうか?
「すばらしいPHEVシステム」「ものすごい4WD機能」「画期的な給電能力」を備えたクルマ、アウトランダーPHEVを見たとき、皆さんの胸にワクワクする思いが芽吹いたならば本望です。

三菱自動車の技術の粋を集め、時代の最先端をゆくアウトランダーPHEVは、三菱車の中の最高傑作に位置付けられるクルマです。
まさに、「買わないという選択はない」究極の一台と言えるのではないでしょうか。

三菱車は、基礎がしっかりした“いいクルマ”です!

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ロータス店には優れた三菱車に相応しい整備力とサービス力があります!

お店紹介
共栄自動車商会:1960年12月に、初代の小林忠作氏が双葉商会を設立し、二輪車の販売修理業をスタート。1964年に共栄自動車商会に社名を変更し、四輪車を主体とした業務に移行。1967年に三菱自動車の協力工場となり、茨城三菱自動車販売㈱と本格的に取り引きを開始。その後、二代目であり現社長の小林隆一氏は、高い整備技術を背景に、「いつでも どこでも 今すぐに 貴方から車の困ったを無くしたい」という企業理念を実践し、地元での厚い信頼を築いた。常務取締役で、営業責任者として活躍する小林祐樹氏は、20代から自動車関連企業で武者修行した知識とノウハウを活かして、新たな時代の整備工場の在り方を追求している。



住所:茨城県古河市下大野1516-3
電話:0280-92-5416(代)
HP:http://Kyoei50.com

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